装置名: GE社製 Optima CT660Pro Advance
この度、神戸海星病院では、2014年1月14日、64列CT装置へ更新いたしました。
この装置は、最新鋭の技術と撮像技術を搭載した次世代型CT装置で、患者様に安心してCT検査をお受けいただけます。
3DCT画像
●特長①
最新鋭CTでは、画質を劣化させることなく、患者様に安心してCT検査をお受けいただけます。
従来CT装置 300mAS |
当院CT装置急性 300mAS |
●特長②
放射線感受性の高い臓器の検査時の負担を低減することが可能です。
さらに最新鋭CTでは、設定した臓器別にエックス線量を抑制できるため、水晶体や甲状腺、また乳腺など、放射線感受性の高い臓器のCT検査を患者様に安心してお受けいただけます。
●超高速高画質撮影技術
超高速高画質撮影が可能
救急CT撮影 (頭部~骨盤)
頭部から骨盤(815mm)の範囲をわずか6.7秒で撮影
(Pitch 1.531)
最新鋭CTでは、超高速高画質撮影が可能になり、救急・小児・呼吸停止不全の患者様など動きによる画質劣化を超高速化により最小限に抑えることが可能で、さらに最新鋭機能によりアーチファクトの少ない高画質な臨床画像を提供します。
これら技術により、通常の撮影においても息止め時間がわずか
と、非常に短く、たいへん楽にお受けいただけます。
●CT健診のご案内
【胸部CT健診について】
通常、一般撮影の胸部写真では、心臓や肋骨などの重なりによって見えにくい場所があります。
しかしCT検査では、身体の横断画像(輪切り)を描出することにより、心臓や肋骨の重なりが無くなり、病変が見つけやすくなります。
また、CT撮影では、ミリ単位で細かく撮影するため、小さな病変も見落としません。
【頭部CT検査について】
頭部CT検査では、主に脳出血・脳梗塞・脳腫瘍などの脳疾患の有無が判り、CT室に入ってから約3分ほどで終了いたします。
【腹部CT健診について】
腹部CT検査では、肝臓・胆のう・腎臓また、エコー検査では、写りにくいとされる膵臓などの病変を捉えることが出来ます。
また、動脈硬化などの血管病変、そして女性なら子宮筋腫、男性なら前立腺肥大などの骨盤領域の病変を捉えることができます。
また、腹部CTでは、内臓脂肪量測定を実施していますので、ウェスト周囲径(へそ周り)の測定だけでは分からない内臓脂肪面積を正確に測定することができます。
●CT検査による内臓脂肪面積(下図赤色の部分)が100cm2以上になると 内臓脂肪型肥満と言われます。