栄養部

ぶどう

ぶどう(生)

ぶどう(生)の栄養素

炭水化物 15.7g
カリウム 130mg

(食材100gあたり:五訂日本食品成分表より抜粋)

ぶとうの特徴

ぶどうがとっても甘いのは糖類(ブドウ糖や果糖)が多い為です。
糖分は体で早く吸収されエネルギー源となるので、疲労回復や療養中などの栄養補給にはもってこいです。
しかし、果糖は脂肪に変わりやすいので食べ過ぎには気を付けましょう。

利尿効果のあるカリウムも含まれているので、むくみや血圧を下げる効果も期待できます。
ぶどうの甘みは軸を上にして、上にいくほど甘みが強くなります。
また、房の内側より外側の方が甘みは強いです。

干しぶどう:
カリウムは生の約7倍あり、食物繊維に関しては4倍もあります。
また、鉄分が多いので貧血の人には最適です。カロリーが高いので多く摂ることは肥満につながりますが、時々なら良い効果を得ることができます。

ポリフェノール:
植物に含まれている成分のひとつで、植物自身が生長過程で必要とし、作り出される物質です。
ぶどうの皮の色素成分であるアントシアニン、渋みの元であるタンニンやカテキンもポリフェノールの一種です。
ぶどうで最近話題になっているリスベラトロールなどがもっとも多く含まれているのは皮の部分。
タンニンやプロシアニジン、ケルセチン、カテキン類などが最も多く含まれているのは種の部分です。

ポリフェノールの一種であるリスベラトロールは、植物が菌に侵されると自分を守るために作り出すもので、赤色の果皮に特に多く含まれています。
人間の体内でコレステロールなどの物質が酸化されるのを防ぐ効果や、発ガンを予防する効果があることが知られています。
また痴呆症やアルツハイマー病はワインを毎日飲んでいる人では発生率が低いといわれます。
これらの効果はぶどう飲料を適度に飲むことによって、活性酸素の生成を抑制するためと考えられています。

アントシアニン:
目に良いことで有名なブルーベリーに含まれる色素成分がアントシアニン。
ポリフェノール・アントシアニンは色の濃いぶどうほど多量です。
日の光をたっぷり浴びて育った黒赤色のスチューベンぶどうにはたくさん含まれています。
ぶどうの中には有機酸といわれる、酒石酸とリンゴ酸が含まれています。

ぶどう以外のフルーツでは、リンゴ酸とクエン酸が主な酸ですから、ぶどうの果実が酒石酸を含むということは特異なことです。
有機酸の量と種類は、生食の場合でもジュースやワインの場合でも糖とともに味の決め手となるものです。
酒石酸やリンゴ酸などの有機酸を摂取すると、腸内で悪玉菌の増殖を抑制し、ビフィズス菌などの善玉菌を増やします。
ですから、腸内細菌の良いバランスを保持する効果があります。

ペクチン:
は果実の細胞を作っている物質のひとつです。
近年、ペクチンの分解物の中に、殺菌効果、血液の凝固調節、抗腫瘍性、免疫作用の適正化、ガンの転移抑制、コレステロールの減少など多くの効果があることが判ってきました。
他にも、食物繊維として整腸作用、ガン予防作用、腸内細菌のバランス保持など多くの機能が明らかにされています。

ポリフェノール
- 活性酸素から身体をまもり病気や老化をふせぐ
有機酸
- 善玉菌をたすけ悪玉菌を抑制する
ペクチン
- 殺菌効果、血液の凝固調節、整腸作用、ガンの転移抑制

ふきのとう

ふきのとうの栄養素

カリウム 740㎎
カルシウム 61㎎
ビタミンA 33μg
葉酸 160μg
食物繊維 6.4g

(食材100gあたり:五訂日本食品成分表より抜粋)

ふきのとうの特徴

ふきのとうにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムにはナトリウムを排泄する役割があり、高血圧に効果があります。
また体のむくみとりなどの効果も期待できますよ。

更にふきのとうの独特の苦みは肝機能を強化し新陳代謝を促進効果が期待できたり、活性酵素などの発癌物質を抑制する効果もみられます。

ふきのとうは春を告げる日本の.植物ですね。昔は道の脇に生えていた身近な食材でした。
最近はあまり町並みの中に見られなくなりましたが、春だけの食材なので是非食べて頂きたい食材です。

オススメの料理方法は、天ぷらですよ。
私も先月実家に帰った時にふきのとうの天ぷらを久しぶりに食べたのですが、独特の風味で春の訪れを感じる味わいでした。
皆さんも是非食べてみて下さい。

ページのトップへ