◆手術の対象となる疾患・・・胆のう結石症(胆石症)
この手術の最大のメリットは手術創部が小さいことです。
最大でも1cmの創ですので、手術後の創はほとんど目立ちません。
出血もほとんどありません。
また、術後早期に食事の摂取が可能になります。
術後2日目から食事を召し上がっていただくことができます。
そして、手術後の痛みが少なく、開腹手術と比べて早期に社会復帰ができ、スポーツも可能になります。
入院日数が開腹手術に比べて短いというメリットもあります。
当院では腹腔鏡下手術は、まず麻酔科医師のもと全身麻酔で行ないます。
麻酔をかけた後、手術をしやすくするためお腹の中にCO2ガス(炭酸ガス)を入れ、お腹を大きくします。(気腹法といいます。)
次に、胸腹部に約1cm前後の小さな穴を数カ所開け、そこから手術器具を挿入しテレビモニターでお腹の中を観察しながら胆のうを摘出します。