神戸海星病院では、厚生労働省からの指定を受け、平成21年4月1日よりDPC対象病院となります。
これに伴い、入院費の計算方法がこれまでの「出来高計算方式」から「DPC(診断群分類包括評価)方式」へと変更いたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
Diagnosis(診断) Procedure(処置・手技) Combination(組み合わせ)の略です。
従来の診療行為ごとに計算する「出来高計算方式」とは異なり、入院される患者様の病気や診療内容に応じて、厚生労働省が定めた診断群分類点数(平成20年4月時点で2,451分類。包括評価対象となる診断群分類は1,572分類)に基づいて、1日当たりの金額からなる包括評価部分(投薬・注射・処置・検査・入院基本料 等)と、出来高評価部分(手術・麻酔・リハビリ・内視鏡検査 等)を組み合わせて医療費を計算する日本独自の新しい会計方法です。
平成15年から厚生労働省が医療の標準化を進めて高品位の医療を提供することを目的に、大学病院・国立病院を中心に施行され、現在では全国の民間病院にまで拡大され平成20年度時点では718施設、平成21年度には約1400施設(一般病床のおおよそ半分)がDPC対象病院となる予定です。
※医療機関別係数とは、病院の機能に応じて病院ごとに定められる一定の係数です。
これにより同一の診断治療であっても、病院によって医療費の総額が若干異なることがございます。
※退院時に処方されるお薬は、包括評価の対象とはなりません。出来高評価点数の扱いとなります。
DPC方式では一つの病名に対して入院診療を行うことを前提とした制度です。
ご不明な点がございましたら、入院担当者までお問い合わせください。