栄養部

そば

干しそば(乾燥)

干しそば(乾燥)の栄養素

カリウム 260mg
マグネシウム 100mg
2.6mg
食物繊維 3.7g
リン 230mg

(食材100gあたり:五訂日本食品成分表より抜粋)

そばの特徴

 

蕎麦の有効成分として代表的なものはルチンである。
蕎麦の蛋白質アミノ酸スコア92%と必須アミノ酸を豊富に含み、穀物として優秀な栄養価をもっている。
蕎麦は材料・加工品ともにアレルギー物質を含む食品として食品衛生法施行規則、別表第5の2による特定原材料として指定されている。
同法第11条及び同規則第5条による特定原材料を含む旨の表示が義務付けられている。

  • タンパク質
    そばはほかの穀類よりも、はるかにタンパク質が多く含まれていますが、さらに良質でタンパク価が高いという特徴があります。
    その食品のタンパク質が良質であり、優秀であるかどうかは、含まれているアミノ酸の種類によってきまります。
    私たちの生命を維持し、成長に欠かせない栄養素で、しかも体の中で合成されなくて、どうしてもたべものからとらなければならないものを必須アミノ酸とよんでいますが、そばにはそれらが私どもの体のための栄養としては最も配合よくふくまれていて、タンパク質の平均点(タンパク価)を高めているのです。
  • ルチン
    そばは、高血圧によいということはよく知られています。
    これは含まれているルチンやリノール酸、ビタミンEなどが毛細血管を強くし、動脈硬化を防ぎ、血圧降下のはたらきをもつためです。
    ルチンは、ビタミンCと同時にとるとCと協力し合ってさらに血管がもろく弱くなるのを防ぎます。

    ソバポリフェノールは、脳の細胞質が酸化され細胞が死んでしまうのを防ぐ効果があるため記憶細胞の保護・活性化をし記憶力向上・老人性痴呆の予防になる。(この点では赤ワインのポリフェノールより優秀)

    ルチン
    毛細血管を強化するビタミンPの1種そば特有の物質。

    ポリフェノールの仲間。
    活性酸素を除去する抗酸化作用。ビタミンCの吸収と働きを助ける。
    弾力性の無くなった破れやすくなった血管を新しい弾力性のある血管にとりかえる働きがあり、血液をスムーズに流す作用・血圧上昇物質の働きを弱める作用があるため、狭心症や心筋梗塞、脳出血を防ぐ作用もある。

    血糖値の調整を行う膵臓に障害をもたらす物質の働きを弱めインスリンの分泌を促すため糖尿病の予防と抑制の効果がある。

蕎麦(そば)

蕎麦(そば)の栄養素

炭水化物 54.5g
タンパク質 9.8g
カリウム 160㎎
カルシウム 18㎎
食物繊維 2.7g

(食材100gあたり:五訂日本食品成分表より抜粋)

蕎麦の特徴

そばには人間の生命維持や成長に不可欠で、良質なタンパク質が豊富に含まれています。
さらにビタミンB群も多く含まれています。特に日本人に不足しがちなビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれていて様々な効果が期待できます。
ビタミンB1は心臓病予防、食欲不振解消、疲労回復に役立ち、ビタミンB2は高血圧、動脈硬化の予防などに効果があります。
ほかにもビタミン同様、体の機能を調節してくれるミネラルも豊富に含まれています。

日本のそばの歴史は長く、始まりは奈良時代と言われています。
そのため、私たちは日本のざるそばのような「そば」が一般的と思われていますが、世界では様々な食べ方で食べられていることをご存知でしょうか。
朝鮮半島などでは、冷麺などのようにところてん式に押し出して作るものや、麺ではなく団子状にしたり、腸詰めにしたり食べ方は様々です。
そのため、日本人としては一般的と思われている食べ方は世界の人たちから見たら独特な食べ方なのかもしれませんね。

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