薬剤部では、入院されている患者様に対するTPN( 高カロリー輸液 )の無菌調製と、外来患者様の生物学的製剤の無菌調製を行っています。
調製はクリーンベンチと呼ばれる無菌的空間内で行います。TPNは他の投与方法に比べ感染のリスクが高く、また生物学的製剤はそれに加えて体重による投与量の管理等が重要であるため、薬の専門家である薬剤師が混合調製を行い品質の確保に努めています。
当院では平成22年3月より、全ての抗がん剤の調製に閉鎖式接続器具を導入し、院内全体の抗がん剤による作業環境汚染やスタッフの被曝防止に努めています。
また、投与計画に基づき薬剤の投与量・投与方法をチェックして安全な治療ができるよう取り組んでいます。