診療の案内

人工関節の手術を受けられる患者様へ

術前・術後のリハビリテーションについて

  • 入院時にリハビリテーションセンターで術前評価を行い、術後に必要となる理学療法内容などを指導いたします。
    さらに看護師はベッド上での生活指導を行います。術後の理学療法は手術翌日には開始いたします。
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  • 全身状態が許す限り、ベッド上で寝たままの生活は出来るだけ避けたいと考えています。
    可能な限り早く、座位、起立、歩行へと理学療法をすすめていきます。
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  • 当院ではクリニカルパス(治療計画表)を作成しています。
    それによって退院の時期もおおよそ決定されています。
    パスの使用によって、治療法のばらつきを少なくしていますが、個人個人の状態によってもパスは適切に運用されていきます。
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  • 医師、看護師、理学療法士、ソーシャルワーカー、管理栄養士、薬剤師が各々の知識を集約して治療を行うチーム医療を実践しています。

 

手術前後のリハビリがどのように進むのかを紹介します。

入院前のリハビリテーション

入院前の外来診察時に術後リハビリが円滑に進むように、術前運動指導を行います。
術前運動指導は入院までに自宅で運動をしていただき、運動に対する習慣を身につけてもらうことが目的です。
理学療法士がマンツーマンで指導させていただきます。

 

●外来診察時:

  • 術前運動指導
  • 下肢加重検査
手術後のリハビリテーション

●術前:

  • 関節可動域・筋力評価など全身状態の評価
  • 術後の運動指導

 

●術後1日目:

  • ベッド上でのリハビリ開始
  • 痛みに応じて荷重開始
  • 基本動作練習(起き上がり動作~座位保持)・車椅子移動練習 など

 

●術後2~3日目:

  • リハビリ室でリハビリ開始
  • 立位・歩行(平行棒)練習
  • 筋力トレーニング
  • 関節可動域運動など

 

●術後3~7日目:

  • 歩行器歩行練習

 

●術後7~10日目:

  • 杖歩行練習

 

●術後10~14日目:

  • 階段昇降練習
  • 日常生活活動練習

 

●術後14日目以降:

  • 屋外歩行練習

 

※いずれも開始の目安です。
関節可動域運動、筋力トレーニングは、リハビリ以外の時間でも病棟などで自主的に継続して行います。
また、手術前より運動を行っておくことで術後のリハビリがよりスムーズに行うことができます。

リハビリはとても重要です。
理学療法士が責任を持って指導しますので、退院の目標に向かって共に頑張りましょう。

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