診療の案内

ミュラー筋切除の説明

甲状腺関連眼症では上眼瞼をひきあげる筋肉の一つであるミュラー筋がひきつれた状態になり、上眼瞼(まぶた)の後退がおこります。
当手術はミュラー筋の付着部を切り離し、上眼瞼を下げることを目的にしています。

手術内容

手術は局所麻酔の上、上眼瞼をひっくり返し、結膜を切開し、ミュラー筋を瞼板から切り離します。
手術は慎重におこないますが以下のような合併症が認められる可能性があります。

合併症

内出血が瞼周囲の皮下や結膜に術後に認められることがあります。
多くの場合約1週間で消失します。

 

眼瞼が下がりきらない、逆に下がりすぎるということが起こる可能性があります。
眼瞼が下がりすぎるなどの場合は、眼瞼を挙げる手術を考慮する場合があります。

 

視力低下や複視など眼球そのものに副作用が出ることは極めて稀です。

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