診療の案内

ステロイドパルス療法の説明

ステロイドパルス療法

ステロイドは体内で作られるホルモンの一種で多用な作用を持っています。
その作用には免疫、炎症を強力に抑える力があり、自己免疫疾患や炎症疾患に対する有効な薬剤として広く使われています。

 

ステロイドパルス療法は1グラムのステロイドを3日間連続で点滴することを1クールとして疾患によって1~3クール行う治療法です。
多量のステロイドを1クールとして疾患によって1~3クール行う治療法です。
多量のステロイドパルス終了後はステロイド内服をおこない、ゆっくりと減量していきます。

 

治療中は定期的に全身検査をおこないますが以下のような副作用があります。

副作用について

---*体重増加、顔貌変化*---
一時的なものでステロイドの減量とともに改善します。

 

 

---*高血糖、糖尿病*---
一過性に悪化します。
糖尿病が悪化し、インスリン治療を必要とすることがあります。

 

 

---*消化管潰瘍*---
ステロイド投与中は潰瘍予防薬を内服してもらいます。
また場合によっては胃カメラなどを治療前におこないます。

 

 

---*骨粗鬆症、大腿部骨頭壊死*---
骨量の減少が疑われるときには予防薬の内服をおこないます。

 

 

---*精神症状*---
不眠、精神の不安定が見られます。
入眠剤などで対応します。

 

 

---*心不全、劇症肝炎*---
稀ですが報告があります。

 

 

---*感染症*---
免疫が抑制されるため感染しやすい状態になります。
マスク着用やうがいなどで対応します。

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